芸術療法

芸術的な材料を人と人との間に介入させて治療協力の行為をすることを療法(セラピー)と言います。全員が、たとえばライアーなどの特定の音色が好きだとも限りません。ダンスにしても、突然指が痛みが出たり、感情の抑制が効かなくなる場合もあります。 療法(セラピー)は、楽器ができる人は誰でもできる、ダンスが踊れればどんな人にもできる。。というわけにはいかない仕事だと考えています。

療法(セラピー)は、パラメディカルに属する医学に関する仕事の一つです。医学の上でも下でもなく、違う見解の方法のひとつであり、お互いの協力が必要だと考えています。療法するにあたっては、その方の人生に触れ、ひとつの大きな責任が伴うのだと思います。

パリで学んだ精神科の授業の話ですが、療法は治す事を目的にしないと言うことでした。その意味は、より楽に生きること、その人のノーマリティを見つけることです。それをクオリティーを上げるとも表現する場合もあるでしょう。もしそれが社会のノーマリティに繋がっていけば、それは最も良いと思います。また身体の痛みの軽減、心や精神の心の痛みの軽減、自己治癒力を促す目的もあります。緩和の場合は、残された命の質を患者さんに強く問われる場合もあります。
しかしどんな場合にも、ひとつのメソードや考え方でもって、患者さんを操作しようとしてはいけないと考えています。
この病にはこの音、この音程、この音色、このリズム、テンポなどといった症状に合わせて処方する薬のように、音楽の使用はできない、それは不可能です。人との距離感、信頼感も合わせて、数値だけに頼れない絶対的に主観的なものです。数値が良くても本人が良くない。。認知のずれがある場合。。どうするか。。ここに療法の意味があるのだと思います。だからこそ、療法という別の角度からみる方法が存在し、必要なのだと私は考えています。
人と人との相性や時期や環境などいろいろな理由がからまっています。理由が見つからなくても、療法がうまくいかなかったことは今まで多々あります。
ひとこと言い過ぎたり、逆に不足してたり、鵜呑みにしてしまったり、意図を組めなかったり、サインを逃したり。。その難しさは常にありますが、慎重な中にも穏やかなユーモアを持ちながらやっていければと思っています。
そんな私のアトリエでも、来て良かったと言って下さる時もあり、それはとても嬉しいですし、励みになります。どうぞお気軽にご相談にいらして下さい。そして音楽や身体表現、そしてダンスを楽しみにいらしてみて下さい。

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