宮廷舞踊バレエ

イタリアとフランス。。
イタリアは15、16世紀ルネサンスダンス
フランスに移って17世紀バロックダンス
そしてクラシック・バレエ
15世紀から17世紀まで、古文書の中で残っている
文章や図で記された振付を基本、対象にしています。

小さい時習っていたバレエのプリエも忘却のかなた。。いつの間にか縁があり、踊っていたのが古楽の舞踊でした。身体を鍛えるために合気道を経て、でも宮廷貴族の華やかな世界への憧れからではなく、私は違う道から。。身体と心ともに楽しいものを追いかけて行ったら、2009年バロック・ダンスに出会いました。そのうちルネサンス・ダンスに惹かれ、2004年からの5年間イタリアに飛んでしまいました。そして2019年よりフランスに戻り、バロックを再開しました。

<17世紀バロック・ダンスの出会い>
1990年代、私の初めてのバロック・ダンスは、パリの劇場でおこなわれたコロックででした。バロックダンスにおける腕の動きと床に描くフィギュアについての内容で、最後は討論になりました。残念ながら劇場名や誰が話していたのか覚えていません。私の友人たちに聞くと、多分故フランシーヌ・ランスロー自身が話してたのではないかと言うことです。
パリには多くのカンパニーがあり、そこで練習したのですが、あの頃の私はダンスの基礎を忘れていて、あまり身になっていません。。

<15世紀イタリアルネサンスダンスとの出会い>
そんな折。。
2012年頃、クリスティヌ・ベルのところで出会ったパリ最後のバルバラ・スパルティに出会い、スパルティのスタイルのルネサンスダンスを学び、その単純な中の難しさに衝撃を受けました。そして古文書の中に療法的な節もあり、私の心は強く傾倒していきました。
2014年よりミラノに移り、アンドレア・フランカランチのスタイルを学び、そのうちブルーナ・ゴンドーニを中心にしたカンパニー(グループ)で踊るようになりました。また、このイタリアのルネサンスダンスのスタイルは、振付家や演出家による、またはその年の流行り(と言っていいのか?)や演出により、スパルティか、フランカランチか、どちらか統一することになります。スパルティスタイルは、端正で四角い感じ、フランカランチスタイルは、華やかで円を描く感じがあります。
<そして再びバロック>
 2019年、クリスティヌ・ベルとの再会により、パリでバロック・ダンスを再開することになりました。

宮廷古楽舞踊の宮廷バレエ

2016年12月より、1~3か月に1回、中野近辺でおこなっています。
伝統文化の中にある舞踊なので教えるということはできないと考えています。できる限りのことはお伝えすることはできます。体験している文化や習慣、古文書の解釈や学んだことは伝承していけるのではないかと思います。
<15世紀>
 私がイタリアで踊っていた15世紀ルネサンスダンスは、かかとやつま先、膝、肩など細かくプロポーションが決まっていて、古楽器の繊細な音色の上にきちんと乗らないといけないので、難しいダンスだと思います。
 2019年まで東京ダンスアトリエでお伝えしてきた15世紀は、フランカランチのスタイルだけでしたが、2020年からはスパルティもお伝えしていこうかなと思っています。
<16世紀>
 この時期のイタリアンは、すでにフランスバロックの萌芽が見え始め、うっすらと現代のバレエにつながるようなテクニックも多くなってきているのではないかと思います。 カローゾやネグリの古文書の解釈は、スパルティの方が少し細かいところがありますが、フランカランチと基本的には同じだと思います。しかしイタリア語で書いてあるテクニックの実践は、彼らの古文書に書いてなくても、イタリア人特有の身体の使い方から生まれたテクニックやジェストもあるようで、それを加味していくことで、その国の伝統舞踊になっていくのではないかと考えています。
<17世紀>
 バロックダンスは、2019年より再開しました。東京アトリエでも少しずつ入れていきたいと思います。今までパリで勉強する機会がありましたが、基礎が緩くあまり身になっていません。多くのパリのダンスカンパニーの中で私は、クリスティヌ・ベルの影響を強く受けていると思います。クリスティヌは、古文書ピエール・ラモーの研究家でもあります。彼女が育てたダンサーは、現在さまざまな舞台や教育の場で活躍をしています。イレーネ・ジンジャーを育て一緒に踊り、ユベール・ハーゼブルック、イレーネ・フェスト、ピエール=フランソワ・ドレなどがいます。すごい人たちばかりです。あまり比較しないで自分のできる範囲内でそれなりにやっていきたいと思います。
<これから。。>
舞台にも、教育にも、療法にも、どんな時にも変わらず、古文書を参考にした解釈と各国の伝統芸能・芸術を体験している私なりの何か。。を基本に伝えていければと考えています。