イタリアに移り、1週間以上経ちました。
劇団で、コメディア・デッラルテに触れました。
中世からルネサンス、バロック期に発展していった劇です。
マスケーラ(仮面)には、複数の人物とその生活や性格があり、
姿勢やしぐさ、歩き方で、それをあらわしていきます。
仮面は、まるで生きているようで、ひとつひとつ、
人を扱うように大切にしなくてはなりませんでした。
人格が身に沁みこむまで、身体の練りとひらめきのトレーニング。
マスケーラは、その後、やっとつけられると知りました。
簡単にマスケーラをつける事ができませんでした。
日本やパリのマイムで学んだ事、スタイルも考え方も違い、
イタリアの人にとっては、日本の能楽や狂言のような
伝統芸能という感覚だと知りました。
余談なのですが、
ひとりひとり歌を歌った時間には、
オペラもカラオケの歌謡曲も、
彼らにとっては、あまり大きな違いがなく、
リゴレットまで出てきました。
この独唱曲、聴いているだけでは我慢できないらしく、
みんなで声を張り上げて、シメのアジリタまで出ました。
オペラ、身近だな。。
即興は、おもしろく、とても好きな分野なのですが、
言葉がどんどん出てこないといけない。。
イタリア語会話の意味がよく分からず、リズムもつかめず。。
言葉ができない私が、グループの重荷から、特徴になるまで、
何度も何度も話合い、創っていきました。
私のいた4人グループは、ドン・パスクアーレの物語の一部を使い、
また、タランテラのダンスを組み込みました。
イタリア演劇の特徴は、
会話(お互いに投げかけ合う言葉)のリズムが合うまで、
何度も練習する事でしょうか。。
フランスのマイムやマスケーラ演劇が、詩的であるとするなら、
イタリアのそれは、音楽的であるのかな、なんて感じました。
そしてまたすごい事は、
みんないっせいに言いたい事を喋っているのにも関わらず、
ちゃんと聴いていることと、
しかし声をどんどん張り上げていき、
一番声の大きく通る人が残っていく事です。
まるでオペラの重唱のようでした。
叫ばないと聴いてもらえないので、私も叫びました。
帰国したら、かなり大きい声でしゃべるかもしれません。
イタリア生活の習慣のひとつになるでしょうか。。
写真は、のちほどアップします。
おたのしみに~。
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