この週末、ナント大学で、音楽療法に関するセミナーがありました。
2日間で、10人ほどの療法士が、自分達の療法の方法紹介、
療法について苦労した事、これからの課題などについて話しました。
病院や施設では、医者、心理療法士、看護師、教員が、
音楽療法士として活躍しています。
ですから、楽器のできない人も、音楽療法士として働いています。
彼らはすでに病院で働き、2つのタイトルのお給料をもらいながら、
自分の専門+音楽療法を行っているのです。
そして最近、増えているのが、音楽家の音楽療法士です。
しかし、この音楽家の音楽療法士は、
音楽家として音楽学校を卒業しているだけなので、
病院や施設で、音楽療法士のみとして、
正社員としてお仕事をいただき、
食べていくにはまだまだ遠い道のりです。
ハンディキャップや精神疾患の人の施設、職業訓練所などは、
アソシーエーションの形を取っています。
国家教師Education Nationalには、
国家資格などの「資格」が必要で、人数枠が制限されていますし、
純粋に音楽療法士として就職する場合は、
心理学資格を持つ音楽療士が、中心となっているのではないかと思います。
音楽教員資格で、働くという手もありますが、
病院や施設には、あまり需要がない場合が多いです。
ですから、現実的に、音楽家の音楽療法士が入ってお給料をいただく。。
というのは、皆無に等しいのが現実です。
フランス音楽療法は、大学の医学部や心理学部に設置されています。
写真は、お話の最後に、
精神科医(左)と音楽家音楽療法士の卵ちゃんのデュオをしてくれた時のものです。
急きょ休み時間にデュオを組み、練習合わせしたのだそうです。
子供の歌やフランス・ポピュラー・ソングを歌っていました。
フランスには、フランスを第2の国と言えるような、
北アフリカ(チュニジア、アルジェリアなど)、
そして南アフリカのセネガル、トーゴなど、
いわゆるフランスの旧植民地の人がいます。
文化は違っても、言葉が共通してたりします。
彼らは、フランス語を母国語または第1外国語として、
小さな頃から勉強しているのです。
一緒に口ずさんで手をたたく観客たちの中で、
私は、外国人なんだな、ということを痛感しました。

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